<無形民俗文化財公開情報>

<名   称> 大日の皮浮立(だいにちのかわふりゅう)

<種   別> 武雄市指定重要無形民俗文化財

<公 開 日> 毎年7月28日

<公開場所> 大日社(佐賀県武雄市橘町大字大日)

<ナ  ビ> 石丸電気さん(Tel 0954-23-4803) より徒歩2分

<時   間> 18:00~ 子ども浮立⇒男性浮立⇒女性浮立⇒OB浮立

<駐 車 場> 大日社には駐車不可 近くの空き地に駐車可能

<ト イ レ> 大日社にはない

<問合せ先> 武雄市営業部観光課 Tel. 0954-23-9237
 
(注意)公開場所や日時は保存会の都合で変更になる場合があります 
   
<NIA取材記>


 取材は2018年7月28日に行った。

場所はとても分かりずらい。だいぶん迷ってやっとたどり着いた。。

六角川の小さい橋を通り抜け、大日川の更に小さい橋より西側に80mほど入ったところに大日社はある。

13時ごろ到着したが、6時ごろから本番が始まるとの事。

境内では、本番に向けて子供たちが太鼓の練習をしていた。

昔の祭りの様子を取材した。

「昔は、今より盛大で、太鼓の名人がいて素晴らしかった」 という事である。


可愛い子ども浮立⇒勇壮な男性浮立⇒うら若き女性浮立⇒往年のOB浮立と

太鼓や鉦の響きがこだまして、陽が落ちて薄暗い電灯の明かりに影をうつす。


2018年8月 池松卓成 記
  
 <大日の皮浮立の内容説明>

皮浮立は、佐賀県西部の有明海沿岸地域を中心に広く分布する芸能である。

皮浮立という名前のとおり「皮」すなわち大小の太鼓を主体とする芸であり、

通常は笛3人、モリャーシ(締太鼓)3~5人、鼓3人、大胴1人というように、10人前後で演奏する。

また、「一声浮立」とも呼ばれるように、各種の太鼓が同時に打ち出す芸能でもある。

鉦(カネ)浮立と組み合わせで奉納される。

大日の皮浮立はリズミカルでテンポも速く、きびきびとした男性的な魅力があり、見物人をひきつける囃子が特徴である。

大日の皮浮立は笛→締太鼓→大胴→笛とリード役が移動する特徴を持ち、変化の妙をみせる。

皮浮立は単調なリズムになりやすいが、「皮浮立」の決め手である撥の切れにも出色の冴えがあり、

佐賀県下の皮浮立の中でもひときわ目立っている。

奉納は、大日社での夏祭り(7月28日)や9月の潮見神社での秋の豊年感謝祭(彼岸のぼり)で毎年奉納されている。