<無形民俗文化財情報>

<名称>福井神楽(ふくいかぐら)

<種別>糸島市指定無形民俗文化財

<公開日>毎年5月第2日曜日

<公開場所>白山神社(福岡県糸島市二丈福井4908)

<時間>12:00~16:00

<駐車場>白山神社にはない 近くにスーパー(福ふくの里)がある

<トイレ>白山神社境内にある

<問合せ先>糸島市観光協会  TEL092-322-2098
 
(注意)公開日時は変更になる場合があります 
   
 
   <福井神楽の内容説明>

 二丈福井の白山神社の氏子青壮年が、明治20年(1887)に筑前(田島郷)から神楽師を招いて始め、他の芸能や別系統の神楽の要素を多く取りこんだといわれる。

神楽師の老齢化などによる舞手不足で一時中断されていたが、昭和48年、福井区民(200世帯)が一丸になり、福井神楽保存会が発足した。約30名の神楽師が受け継いで地域

文化の伝承を行っている。

福井神楽は五穀豊穣・家内安全・無病息災・大漁を祈願して奉納される里神楽である。いわゆる「岩戸神楽」と呼ばれるもので、天の岩戸にお隠れになった天照大神を長老、

天津児屋根尊(あまつこやねのみこと)が八百万(やおよろず)の神々と話し合い神楽を舞って賑やかにする。その効あって天照大神が岩戸を少し開けたところを力自慢の手

力王が岩戸を開いて外に出ていただいたと言う古事記神話を神楽にしたものである。

毎年5月第2日曜に白山神社の拝殿で奉納されている。元日にも夜神楽があるが、全演目を舞うのは5月だけで、所用時間は3時間半、23演目が演じられる。

赤い面をつけたミサキ神が激しく舞う「先駈神主(ミサキカンヌシ)」や両手に米を盛ったぼんを持ち、こぼさないように舞う「折敷(オシキ)」など切れのある舞いが行わ

れる。

甲冑を着て舞う「弓の舞」や、水鬼の水を浴びたり、素戔嗚尊(スサノオノミコト)に頭を撫でてもらったり、こっけいな「鯛釣り」の神さまからお菓子をまいてもらったり

子どもから高齢者まで楽しめる内容である。 また、古くから伝わる神楽面14面のそれぞれ異なる表情も見どころの一つになっている。

会場には、迫力ある舞いを見ようと多くの人が訪れ、拝殿を取り囲む。

地元の「福ふくの里」をはじめ、糸島の井田原神社、吉田神社のほか福岡市の2つの神社にも出張出演しており、糸島市の無形民俗文化財に指定されている。
<NIA取材記>

 取材は2018年5月13日に行った。二丈福井は海に面しており海水浴で賑わう。白山神社は山側にある。神社には駐車場がないので「福ふくの里」の横の公民館が臨時駐車場

となっていた。そこから神社まで徒歩8分程度。当日は雨が降っていて撮影機材の防雨対策が大変だった。神社で公開の情報を聞く。拝殿には上がれないとの事。三脚を最高

位まで伸ばしての撮影となる。どの位置でも柱が邪魔して舞を完全に追えない。撮影には苦労したが編集でうまくつないだ。

ここの神楽は面白い。海に近いこともあってか「鯛釣り」という演目がある。最初は本当の鯛が釣れる。その後はお菓子が釣れる。そのたびに観客に手渡し(降雨のため、本

当は投げる)する。あちこちから催促の手が上がる。5回ほどの釣りで相当数のお菓子が配られた。私も3つもらった。

                                                       2018年5月30日 池松卓成 記す